
ウェスティンホテルなどが入る高層ビル「仙台トラストタワー」を曲がり100Mほど行くと、大日如来があります。街中に現れる無数の赤提灯がとても目立ちます。
柳町の大日如来は正式名称を「柳生山教楽院 大日如来」といいます。
古くから柳町の住民に「大日さん」と呼ばれ親しまれています。深い信仰を集める寺院です。
由来は古く、伊達氏家が仙台へ移ってからも従ってきた柳町の居住者により祀られたと言われます。
干支でいうと「申(さる)年」と「未(ひつじ)年」の方の主本尊として知られます。
神社の狛犬さんの代わりに、守り本尊の猿と羊が1体づつ鎮座していました。
敷地内は普段はとても静か。ベンチで休んだり、お弁当食べる人がいたりします。
《守護未年(ひつじ)・申(さる)像について》
当柳生山大日堂のご本尊である大日如来の本体には活動(説法)理法(本質)の二面があるとされ、前者は智慧に金剛界大日如来、校舎は理性の胎蔵界大日如来としてあらわされる。
又、古来より大日如来は羊(ひつじ)、申(さる)歳生まれの一代守り本尊として尊崇され、未は理の大日如来に擬せられ、成熟、滋味、豊穣、一芸に秀で、申は智の大日如来に表象され、智徳、機敏、進取の気を養う。
これは正に大日如来の働きであり衆生の所願成就、守護の使者として象徴されるに相応しく、ここの発願造立し、末永く信心敬護されんことを希うもの也。
大日如来の守り本尊はである猿と羊。ちょっぴり微妙ですよね~。
実は初めて参ったのですがパッと見、お寺なのか神社なのか分かりづらかったです。
提灯があるのでお稲荷さんのようでもありますし・・・。
お参りは二礼二拍手一礼?と迷ってしまいました。
大日如来なので、一礼して合掌、真言を唱えるのが本来のお参り方法のようです。
社務所はなく、こちのお守り・お札の授与所もお正月や例祭のときだけ開かれます。
普段は基本的に近所の方が管理、お祭りなどの運営を行っています(タゼンさんなど)。なので、御朱印やお守りも普段はいただけない感じです。
※ちなみに上の写真、後ろの林と階段は壁画です・・・
大日如来のお祭り・祭典予定
■ 元旦祭 :1月1日~3日
■ どんと祭:1月14日
■ 例大祭 :7月19日~20日
7月に開催される例大祭は、「やなぎまち夏祭り」としても知られます。大日如来前の通りが通行止め(歩行者天国)となり、縁日風の屋台や露店が60店舗以上、来場者が2万人以上が来場するそうです。
お正月の初詣には、ひつじ年・さる年ではない方も、地元住民をはじめたくさんの参拝客が訪れます。
仙台駅前や商店街の初売り帰りにでも、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
柳生山教楽院 大日如来堂
所在地:宮城県仙台市青葉区一番町1-11-3
電話:022-225-6857
参拝日・時間:常時解放、休日なし
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